スタッフブログ 作成日 2023年06月02日 (金)/ 更新日:2023年06月02日 (金)

<一筆>DXに“開眼”(新聞連載コラム#05)

<熊本日日新聞 | 202327日>

 

 ヒサノは仕事の受注や配車、運送料金の請求、倉庫管理、給与計算などにITシステムを利用しています。自社開発もあればサブスクリプション(定額利用)もありますが、いずれもクラウド上で稼働するシステムという共通点があります。熊本地震の際に自社にサーバーを設置していた企業が、被災して貴重な業務データを失ったと聞いて以来、クラウドシステムを積極的に活用しています。

 

 当社の配車業務のデジタル化が2022年の「中小企業白書」に取り上げられました。そのため、ITに理解の深い経営者だと思われることもありますが、実際はそんな格好良いものではありません。以前の私は、ITベンダーと話をしても、話がFAXの「ピーヒャラヒャラ」と鳴る音と同じようにしか聞こえず、何を言っているかさっぱり理解できませんでした。

 

 しかし19年に、あるITセミナーに妻と2人で参加したことが大きな転機になりました。後に当社のデジタルトランスフォーメーション(DX)を伴走支援するITコーディネーターの中尾克代さんが講師を担当されました。社内全体の業務の「全体最適化」を意識しながらIT化を推進し、最終的には自社のビジネスモデルの改革につなげていく。中尾さんは、中小企業が目指すべきDXの方向性を明確に示してくれました。

 

 ITに関心を持てない私の目がパチッと開き、当社のDXの道筋が見えたような気がしました。ITが苦手な方も重い腰を上げて、自治体などが主催するDXセミナーに気軽に参加してみませんか。

 


本記事は、2023年1月~3月にかけて熊本県の地方紙「熊本日日新聞」に連載された弊社社長のコラムをアーカイブとして掲載しております。

お問い合わせ

輸送に関すること、
営業倉庫についてのご質問はこちら

※お問い合わせダイヤル対象地域:
福岡県・熊本県・佐賀県・長崎県の一部
上記の地域以外の方はこちらの電話番号よりお問い合わせください。TEL:096-357-3161